恋愛結婚の歴史

恋愛結婚が現代のように自由で、この形が結婚の主流となったのは、実はごく最近のことだと知れば、多くの人が驚くのではないでしょうか。
1900年代に入るという年代になっても、この当時の主流はお見合い結婚で、恋愛結婚をする人はごくわずかな人たちだけという時代でした。
1930年を迎えても、結婚をする人たちの7割近くがお見合い結婚で、恋愛をして結婚するという人は、2割を割っているという少ない割合であったのだそうです。
戦前の結婚で見られたこの比率が、徐々に変化を見せていくようになってきたのは、戦後を迎えた頃のことです。
少しずつお見合い結婚をする人の数が減り始めて、それとは対照的に恋愛結婚をする人の数が増え始めてきたのです。
お見合い結婚と恋愛結婚をする人の数がとうとう同率となり、逆転することとなるのは、1960年代の終わりを迎える頃になります。
そこからはさらに恋愛結婚をする人の割合が急激に増えていき、現代では、結婚をする人の9割近い人たちが恋愛結婚をしているという結果がでています。
それとは逆にお見合い結婚をする人の割合は急激に減少していき、現代では、お見合いをしてから結婚する人の割合は1割を割るくらいの人数になっています。
特にこの恋愛結婚の歴史を考える上では、戦後60年の間に起こった時代の変化や、結婚への考え方の変化などが大きく影響しているということがよく分かります。
戦前では、恋愛をして結婚をするという自由が広く許されていない時代であったということもあり、戦後は特に自分の人生を自由に選択するという意味からも、恋愛結婚という選択が急速に広まっていったといえるのではないでしょうか。
結婚は親同士が決めた人とするものであった戦前とは時代が変わり、自分で結婚する相手を見極めて選ぶことができるようになったことも戦後の結婚の変化だといえます。
結婚相手を決めるときに親が深く関わらなくなってきているということは、戦前にはなかった現代の結婚の大きな特徴であるのかもしれません。
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